2020年にJGC修行を考えている方向けに、2019年のセール動向をもとに、国際線のおすすめ路線を紹介します。JGC修行での国際線を考えると下記の4つの方法でしょう。
- JALの東南アジア・オセアニアへのビジネスクラスセールを狙う
- JALの東南アジアへのJALプレミアムエコノミー(通常運賃でも可)
- JALの海外発券
- マレーシア航空のビジネスクラスセール
私は2018年に50,000FOPをためてJALグローバル会員になることができました。国際線はJALのビジネスクラスセールで、クアラルンプール線を2回搭乗して32,000FOPを獲得しています。
JAL国内線は安いですが獲得できるFOPも少なく何度も搭乗しなければならないので、時間がかかります。国際線の利用は一気に条件達成に近づきます。

国際線を利用してのFLY ONポイント獲得について
FOPの計算は、国内線でも国際線でも上記になります。
「フライトマイル」は、搭乗する運賃クラス(ビジネスとかエコノミーとか)に対応した下記の積算率により算出されます。ビジネスクラスは積算率125%、プレミアムエコノミーでは100%が適用されるようにしっかり予約クラスを確認してください。
私が2018年に搭乗したクアラルンプール線はクラスXだったので125%の積算率になりました。
「FLY ON ポイント換算率」は、日本発着の中国・香港・アジア・オセアニア線だけが1.5倍になります。欧米路線は1倍なので、アジア・オセアニア路線の方が換算率が高くなります。
「ボーナスポイント」は、下記の対象運賃種別の場合に400FOPが加算されます。格安航空券やパックツアー以外は大抵対象になるかと思いますが、予約の時に対象クラスをしっかりと確認してください。
上記の計算は、JAL(国内線・国際線) – FOP計算「マイル数を調べよう」で簡単に調べることができます。
ちなみに東京~クアラルンプール間でビジネスクラスXで搭乗した場合は、
フライトマイル | FOP換算率 | ボーナス | 合計 |
4,173(3,338 × 125%) | ×1.5 | +400 | 6,659 |
往復で13,319FOPです。
JAL国際線への国内線乗り継ぎ
国際線は羽田・成田などから海外へと出発します。地方在住の場合は地元の空港から乗り継ぎすることになると思います。
例えば、札幌~羽田~クアラルンプールというような工程で予約をすると、札幌~羽田間は「国際線航空券に含まれる日本国内区間」として積算率100%が適用されます。通常の国内線の運賃ですと、先得や特便運賃は75%ですから、より多くのFOPがもらえます。
また、国際線をビジネスクラスで予約した場合には、国内線乗継便はクラスJになり、さらに10%が加算され110%積算になります。プレミアムエコノミーの場合は、普通席です。
実際に札幌~羽田~クアラルンプールをビジネスクラスで搭乗した場合は、先に計算した東京~クアラルンプールの6,659FOPに下記の国内線クラスJ分が加算され、6,659 + 1,522 = 8,181FOP獲得できます。往復16,362FOP。
フライトマイル | FOP換算率 | ボーナス | 合計 |
561(510 × 110%) | × 2 | +400 | 1,522 |
この「国際線航空券に含まれる日本国内区間」100%換算率を最大限に発揮させるためには、国内で最も距離がかせげる那覇や石垣出発にすると、さらに多くのFOPを獲得できます。
当然、あらかじめ沖縄に行かなくてはならないので、別途その分の運賃が必要です。
マレーシア航空のビジネスクラス搭乗のFOP
マレーシア航空含めワンワールドの航空会社に搭乗することでFOPをためることができます。JAL国際線との違いは「FLY ON ポイント換算率 1.5倍」と「ボーナスポイント 400FOP」は適用されません。
ビジネスクラスだと、フライトマイル × 125% のみになります。運賃クラスによっては積算率が変わってきます。JALの「フライトでためる」で搭乗する航空会社のフライトマイル積算率を確認してください。
例えば、マレーシア航空で東京~クアラルンプールのビジネスクラスだと
フライトマイル 4,173(3,338 × 125%)マイルのみとなります。往復で8,346FOP。
ワンワールド加盟航空会社でセールを頻繁に行っているのは、マレーシア航空の他にカタール航空、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、カンタス航空などがありますが、2018年を見るとおすすめできるようなセール運賃はありませんでした。
路線選択はFOP単価に注意
獲得できるFOPが運賃に対してお得かどうかを見極めるには、FOP単価という指標がよく使われます。計算方法は[運賃÷FOP]で、目安として10点以下だと良いでしょう。できるだけ費用を抑えて50,000FOPを達成したい場合は、このFOP単価をいかに低くできるかということになります。
JALの東南アジア・オセアニアへのビジネスクラスセールを狙う
2018年にJALのビジネスクラス往復のセール運賃でお得感のあったのは、バンコクとクアラルンプールだけでした。
2019年もクアラルンプール行きは比較的安いようです。ただ、バンコク行きは高くなってます。
↓東京~クアラルンプール往復ビジネスクラス – 13,318FOP
販売期間 | 運賃 | 諸税 | 合計 | FOP単価 |
~2017/12/31 | 90,000 | 11,370 | 101,370 | 7.61 |
~2018/6/30 | 115,000 | 14,390 | 129,390 | 9.72 |
~2018/9/30 | 165,000 | 18,210 | 183,210 | 13.76 |
~2019/2/28 | 140,000 | 19,180 | 159,180 | 11.95 |
~2019/3/15 | 113,000 | 23,230 | 136,230 | 10.23 |
~2019/5/3 | 113,000 | 12,240 | 125,240 | 9.40 |
~2019/6/14 | 113,000 | 12,160 | 125,160 | 9.40 |
~2020/2/29 | 113,000 | 19,140 | 144,140 | 10.82 |
↓沖縄~東京~クアラルンプール往復ビジネスクラス – 15,686FOP
販売期間 | 運賃 | 諸税 | 合計 | FOP単価 |
~2017/12/31 | 100,000 | 11,950 | 111,950 | 6.07 |
~2018/6/30 | 125,000 | 14,970 | 139,970 | 7.59 |
~2018/9/30 | 175,000 | 18,790 | 193,790 | 10.51 |
~2019/2/28 | 150,000 | 19,760 | 169,760 | 9.20 |
~2019/3/15 | 123,000 | 24,050 | 147,050 | 7.97 |
~2019/5/3 | 123,000 | 13,060 | 136,060 | 7.38 |
~2019/6/14 | 123,000 | 12,980 | 135,980 | 7.37 |
~2020/2/29 | 123,000 | 19,960 | 154,960 | 8.40 |
↓東京~バンコク往復ビジネスクラス – 11,558FOP
販売期間 | 運賃 | 諸税 | 合計 | FOP単価 |
~2018/2/14 | 135,000 | 15,030 | 150,030 | 12.98 |
~2018/6/30 | 156,000 | 14,970 | 170,970 | 14.79 |
~2018/7/31 | 156,000 | 14,890 | 170,890 | 14.79 |
~2018/8/31 | 156,000 | 18,920 | 174,920 | 15.13 |
~2019/6/14 | 199,000 | 13,020 | 212,020 | 18.34 |
~2020/2/29 | 191,000 | 17,720 | 208,720 | 18.06 |
↓沖縄~東京~バンコク往復ビジネスクラス – 16,686FOP
販売期間 | 運賃 | 諸税 | 合計 | FOP単価 |
~2018/2/14 | 145,000 | 15,700 | 160,700 | 9.63 |
~2018/6/30 | 166,000 | 15,590 | 181,590 | 10.89 |
~2018/7/31 | 166,000 | 15,510 | 181,510 | 10.88 |
~2018/8/31 | 166,000 | 19,350 | 185,350 | 11.11 |
~2018/6/14 | 209,000 | 13,880 | 222,880 | 13.86 |
~2020/2/29 | 201,000 | 17,740 | 218,740 | 13.11 |
↓2019年の国際線セール情報をまとめています。

JALの東南アジアへのJALプレミアムエコノミー(セールでも普通運賃でも)
東南アジアの中では、クアラルンプール、シンガポールがおすすめです。東京発はちょっと効率悪いですが、沖縄発にすればセール運賃ではなくても十分稼ぐことができます。
プレミアムエコノミーは予約クラスはEで積算率100%です。
以下、2019年6月3週目あたりで検索
↓東京発プレミアムエコノミー往復
販売期間 | FOP | 運賃 | 税金燃油 | 合計 | FOP単価 |
バンコク | 9,408 | 112,000 | 12,980 | 124,980 | 13.28 |
クアラルンプール | 10,814 | 115,000 | 12,170 | 127,170 | 11.76 |
シンガポール | 10,736 | 107,000 | 14,170 | 121,170 | 11.29 |
ジャカルタ | 11,636 | 133,000 | 13,970 | 146,970 | 12.63 |
↓沖縄発プレミアムエコノミー往復
販売期間 | FOP | 運賃 | 税金燃油 | 合計 | FOP単価 |
バンコク | 14,144 | 122,000 | 13,800 | 135,800 | 9.60 |
クアラルンプール | 15,550 | 125,000 | 13,080 | 138,080 | 8.88 |
シンガポール | 15,470 | 117,000 | 14,990 | 131,990 | 8.53 |
ジャカルタ | 16,372 | 143,000 | 14,790 | 157,790 | 9.63 |
沖縄-東京間は普通席往復:4,736FOP
JALの海外発券
これは海外から日本への往復便になります。下記は東京行きですが日本発より安くなります。なぜ日本発だと高いんでしょうね~
以下、2019年3月で検索
↓海外発東京行き往復
出発地 | クラス | FOP | 運賃 | FOP単価 |
バンコク | プレエコ | 9,408 | 131,705 | 14.00 |
ビジネス | 11,558 | 196,091 | 16.97 | |
クアラルンプール | プレエコ | 10,814 | 85,949 | 7.95 |
ビジネス | 13,318 | 126,826 | 9.52 | |
シンガポール | プレエコ | 10,736 | 113,586 | 10.58 |
ビジネス | 13,220 | 214,972 | 16.26 | |
ジャカルタ | プレエコ | 11,636 | 142,726 | 12.27 |
ビジネス | 14,346 | 254,040 | 17.71 |
この海外発券と那覇発のJAL国際線を2パターン購入して、一気にFOPを稼ぐやり方があります。チケットの有効期間は大抵14日なので、その間に全工程を終わらせる必要があります。体力のある方はチャレンジしてみてもいいかもしれません。
- 日本発券の那覇→東京
- 日本発券の東京→クアラルンプール
- 海外発券のクアラルンプール→東京
- 海外発券の東京→クアラルンプール
- 日本発券のクアラルンプール→東京
- 日本発券の東京→沖縄
マレーシア航空のビジネスクラスセール
マレーシア航空は、成田~クアラルンプールへの直行便があります。またクアラルンプールを経由してアジア、オセアニア、ロンドンへの路線があります。
最新のセール運賃は下記のページにあります。2018年に比べて値上がりしてます。オセアニアに行くのが効率良さそうです。
ただ、マレーシア航空は遅延が多いので日程に余裕を持って利用した方が良さそうです。

まとめ
以上、国際線を利用してのJGC修行のおすすめ路線を紹介しました。私はJALビジネスクラスのセール運賃を利用しましたが、JALプレエコでクアラルンプール、シンガポールに行くのもありですね。
最近は燃油サーチャージも高くなってきて、さらに円安で国際線の運賃が高くなってきてます。少しでも安く効率いい運賃を選びたいですね。

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