2018年にJALグローバルクラブ入会を目指して、50,000FLY ONポイント(FOP)を獲得するいわゆるJGC修行を行いました。JGC会員になるとサクララウンジの利用や、専用カウンターでのチェックインなどができるようになります。
JGC会員には、前年の1月~12月までに50,000FOP獲得・50回搭乗することで入会できるようになります。私は50,000FOPを獲得する方法で修行を終えました。主に国内線はウルトラ先得、国際線はセール運賃を利用です。
↓JMBサファイアでJALグローバルクラブに入会できます。
2018年50,000FOP到達までのフライト履歴
私が2018年に修行したフライト履歴です。全部で6回の旅行に出かけ、総獲得FOPは44,212でした。この他に
- 「JALカード会員限定 初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン」で5,000FOP
- 「りそなJALスマート口座開設でプレゼント」 (一人一回限り 1,000FOP)
がもらえますので合計50,212FOPとなりJGC会員資格を得られます。
最寄りの空港は新千歳空港なので大阪・名古屋・福岡往復をメインにしました。東京行きに比べると運賃が安くFOPも多いです。また大阪や名古屋経由での那覇往復も大きく稼げる路線でした。
国内線は全てウルトラ先得運賃、国際線はビジネスクラスセール運賃の利用です。ウルトラ先得ではクラスJの予約はできないので当初は普通席でしたが、当日空港でアップグレードしてもらいました。福岡だけはクラスJに空きがなくダメでした。
区間 | クラス | マイル | FOP | 運賃 | FOP単価 | |
① | 札幌-羽田 | クラスJ | 670 | 868 | 13,790 | 15.89 |
羽田-札幌 | クラスJ | 670 | 868 | 14,090 | 16.23 | |
② | 札幌-成田 | クラスJ | 701 | 1,522 | 112,100 | 6.85 |
成田-クアラルンプール | ビジネス | 5,216 | 6,659 | |||
クアラルンプール-成田 | ビジネス | 5,216 | 6,659 | |||
羽田-札幌 | クラスJ | 701 | 1,522 | |||
③ | 札幌-関西 | クラスJ | 875 | 1,132 | 8,900 | 7.86 |
関西-札幌 | クラスJ | 875 | 1,132 | 9,700 | 8.57 | |
④ | 札幌-福岡 | 普通席 | 1,048 | 1,324 | 9,700 | 7.33 |
福岡-札幌 | 普通席 | 1,048 | 1,324 | 9,700 | 7.33 | |
⑤ | 札幌-中部 | クラスJ | 806 | 1,044 | 7,410 | 7.10 |
中部-沖縄 | クラスJ | 1,062 | 1,376 | 9,210 | 6.69 | |
沖縄-中部 | クラスJ | 1,062 | 1,376 | 9,210 | 6.69 | |
中部-札幌 | クラスJ | 806 | 1,044 | 7,410 | 7.10 | |
⑥ | 札幌-成田 | クラスJ | 701 | 1,522 | 139,970 | 8.55 |
成田-クアラルンプール | ビジネス | 5,216 | 6,659 | |||
クアラルンプール-成田 | ビジネス | 5,216 | 6,659 | |||
羽田-札幌 | クラスJ | 701 | 1,522 | |||
合計 | 32,590 | 44,212 | 351,190 | 7.94 |
JGC修行の路線の選択
FOPを獲得する際にはFOP単価という指標がよく使われます。運賃に対してどれくらいFOPを獲得できるかを表します。計算方法は[運賃÷FOP]で、目安として10点以下だと良いでしょう。できるだけ費用を安く50,000FOPを達成したい場合は、このFOP単価をいかに低くできるかということになります。
時間がない方は、運賃が高いですがFOPを多く獲得できる普通運賃か特便割引がいいでしょう。先得とちがってあらかじめファーストクラスやクラスJを購入することができるので、さらに大きくFOPを獲得できます。
国内線運賃の種類
国内線については、搭乗の75日前に購入しなければならないウルトラ先得が一番運賃が安いです。ただ当然獲得FOPは低くなります。普通運賃や特便割引の方が獲得FOPは高くなりますが、運賃は高いです。
- ファーストクラスをあらかじめ予約ができるのは特便割引21まで
- クラスJは先得割引Aまで
- ツアープレミアムに加入するとフライトマイルの換算率は75%→100%となる(FOPには関係なし)
- FOP搭乗ボーナスの400ポイントがもらえるのは特便割引21まで
- 積算率は、下図のフライトマイル計算時に使用する
運賃の種類 | 購入 期限 | 予約 変更 | Fクラス | クラスJ | ツアー プレミアム | FOP ボーナス | 積算率 |
普通運賃 | 当日 | 可 | 可 | 可 | 対象外 | 400 | 100% |
特便割引1 | 前日 | 不可 | 可 | 可 | 対象外 | 400 | 75% |
特便割引3 | 3日前 | 不可 | 可 | 可 | 対象外 | 400 | 75% |
特便割引7 | 7日前 | 不可 | 可 | 可 | 対象外 | 400 | 75% |
特便割引21 | 21日前 | 不可 | 可 | 可 | 対象外 | 400 | 75% |
先得割引A | 28日前 | 不可 | 不可 | 可 | 対象 | 0 | 75% |
先得割引B | 45日前 | 不可 | 不可 | 不可 | 対象 | 0 | 75% |
スーパー先得 | 55日前 | 不可 | 不可 | 不可 | 対象 | 0 | 75% |
ウルトラ先得 | 75日前 | 不可 | 不可 | 不可 | 対象 | 0 | 75% |
では実際にFOPとFOP単価を計算してみます。本日(9/3)の21日後は9/24なので、この日の普通運賃と特便割引21の運賃とします。ウルトラ先得は9月の最安値の運賃にしました。ただ、普通運賃や特便割引21は、もっと安く販売されることはあり得ますので目安として見てください。
- 「マイル数をしらべよう!」で簡単に計算できる
- JALカードCLUB-A会員で計算(ボーナスマイルは、通常マイル+25%)
- 全て片道マイル、FOP、運賃
運賃の種類 | クラス | マイル | FOP | 運賃 | FOP単価 |
普通運賃 | ファースト | 1,845 | 3,352 | 54,090 | 16.14 |
クラスJ | 1,353 | 2,564 | 47,090 | 18.37 | |
普通席 | 1,230 | 2,368 | 46,090 | 19.46 | |
特便割引21 | ファースト | 1,538 | 2,860 | 35,390 | 12.37 |
クラスJ | 1,045 | 2,072 | 22,990 | 11.10 | |
普通席 | 923 | 1,876 | 21,990 | 11.72 | |
ウルトラ先得 | 普通席 | 1,169 | 1,476 | 8,600 | 5.83 |
見てわかるように普通運賃のファーストクラスは、ウルトラ先得の倍以上のFOPを獲得できます。運賃は信じられないくらい高いですが・・・
どの運賃を選択するかは、修行資金や空席状況によりますね。私はできるだけ安く済ませたいのでFOP単価が効率よく稼げるウルトラ先得を選択しました。
国際線ビジネスクラスのセール
国際線に搭乗するとFOPを大きく稼ぐことがきます。特に日本発着の中国・香港・アジア・ オセアニア線はFOP積算率が1.5倍となるため、セール運賃で搭乗できるとさらにFOPを多くもらえます。
国際線を利用するメリットとしては、国内線での移動時のフライトマイル積算率が100%(普通席)となります。ですから国内線でもっとも距離を稼げる那覇や石垣を出発地として、東京経由で国際線に搭乗すると大きくFOPを稼ぐことができます。
フライトマイル対象運賃の国際線航空券に含まれる日本国内区間については、上記国際線マイル積算率にかかわらず、対象運賃すべて一律「ファーストクラス」は150%、クラス Jは110%、普通席は100%の積算率となります。
2018年のJALビジネスクラス往復のセールで、FOP単価が10以下のものは下記のものがありました。クアラルンプールが主なセール路線でしたね。
↓東京発 往復
行先 | 販売期間 | FOP | 運賃 | FOP単価 |
クアラルンプール | ~2017/12/31 | 13,318 | 101,370 | 7.61 |
クアラルンプール | ~2018/6/30 | 13,318 | 129,390 | 9.72 |
↓那覇発 東京経由 往復
行先 | 販売期間 | FOP | 運賃 | FOP単価 |
クアラルンプール | ~2017/12/31 | 18,446 | 111,950 | 6.07 |
バンコク | ~2018/2/14 | 16,686 | 160,700 | 9.63 |
クアラルンプール | ~2018/6/30 | 18,446 | 139,970 | 7.59 |
国際線エコノミー、プレミアムエコノミー通常運賃
ビジネスクラスセールが利用できない場合は、シンガポール、クアラルンプール、バンコク路線のエコノミークラスが比較的FOPを多く稼げます。
例えば2018年11月の那覇発東京経由シンガポール行きを計算してみます。国内線は普通席で国際線は予約クラスSのエコノミーになります。この路線を何度か繰り返すと50,000FOP到達に近づきますね。
出発地 | 到着地 | マイル | FOP | FOP合計 | 運賃 | FOP単価 |
那覇 | 東京 | 2,017 | 2,368 | 10,504 | 77,590 | 7.39 |
東京 | シンガポール | 5,051 | 2,884 | |||
シンガポール | 東京 | 5,051 | 2,884 | |||
東京 | 那覇 | 2,017 | 2,368 |
プレミアムエコノミーですと少しFOP単価は悪くなりますが、席も広いですし余裕を持って修行することが可能です。ちなみにプレエコだと15,472FOP、運賃129,590円、FOP単価8.38でした。
最後に
ウルトラ先得は75日前に購入する必要があるため、スケジュールを立てずらいというのが難点ですね。ウルトラ先得でなくても特便割引21でFOP単価10を切る運賃があれば、少し高額になりますがそれでもいいかと思います。
今年JGC修行を行って思ったのは、意外と新千歳空港発はやりやすいのではないかと思いました。東京行きは運賃が高いですが、名古屋、大阪、福岡は片道10,000円以下で行けますし、そこから経由して那覇へ行くのも効率が良かったです。
また、この他にもJALの海外発券やマレーシア航空などのワンワールド加盟会社の搭乗で、FOPを稼ぐという方法もあります。このあたりは「国際線セール情報」で随時チェックしています。
コメント
初めまして!修行を考えていて、こちらのサイトを見させていただきました。最近転職したばっかりなのに、土日や連休でやろうと考えておりまして、スケジュールを考えるだけでも頭が痛くなってきました。チケットの購入は、先得とかのセールの時買われてましたか?もしよろしければ ご教示お願いいたします。海外とかは絡めないで、国内で40万弱で考えております。
こんにちは、greeniwiwさん
私は国内線のほとんどを、搭乗75日前までに購入する必要のあるウルトラ先得で購入しました。
その他の運賃ですと、FOPを多くもらえる特便21もチェックした方がいいかと思います。
休日ですと少々運賃が高い傾向がありますが、頑張ってください!